英語には、「人に何かをさせる」「人に何かをやめさせる」魔法のような形があります。
この形を覚えると、英語を使って人を動かすのがもっと簡単になりますよ!その形はこんな風に使います。
英語で行動させる説得のコツとは?
「動詞 + 人 + into/out of + doing」
「into + doing」 は、誰かに「~をさせる」という意味。
「out of + doing」 は、誰かに「~をやめさせる」という意味。
この形を使うことで、「こうしてほしい」「こうしないでほしい」と伝えながら、相手に行動を起こさせることができるんです!
魔法の使い方① 説得する
たとえば、「お母さんが宿題をやりなさいと言ってきた」とします。このときは
My dad talked me into cleaning my room.
お父さんが私に「部屋を掃除しなさい!」と説得して、部屋を掃除させた。
逆に、「お菓子を食べるのをやめなさい」と説得された場合はこう言えます。
My mom talked me out of eating too much candy.
お母さんが「お菓子を食べ過ぎちゃダメ!」と説得して、私に食べるのをやめさせた。
talk A into [out of] …:するように[しないように]A(人)を説得する
魔法の使い方②英語で脅してやらせる動詞
次はちょっと怖い魔法。「脅してやらせる」場合です。たとえば、先生が「ちゃんと宿題をやらないと、大変なことになるよ!」と脅して、生徒たちを宿題をやらせたとします。この場合
The teacher scared the students into cleaning up the classroom.
先生が脅して、生徒たちを教室の掃除をさせた。
この形を使うと、少し強い力で相手を動かす感じが伝わりますね!
魔法の使い方③英語で騙してやらせるフレーズ
今度は、ちょっと意地悪な魔法。「騙してやらせる」場合です。たとえば、兄が妹を騙してお菓子を取ったとします。この場合:
He tricked his sister into giving him the last cookie.
彼は妹を騙して、最後のクッキーを渡させた。
こういうときに使うのが trick(トリック)という言葉です。「うまく引っかける」ニュアンスがあります。
英語で行動させる動詞の「list」
この魔法の形には、特別な動詞が登場します。それぞれ少しずつ意味が違うけれど、どれも「人を動かす」という目的は同じです。
ここではいくつか紹介しますね!
talk(トーク):話して説得する
My friend talked me into joining the art club.
友達が私を説得して、アートクラブに入らせた。
scare(スケア):脅してやらせる
The loud noise scared the dog into running away.
その大きな音で、犬は驚いて逃げ出した。
trick(トリック):騙してやらせる
She tricked him into believing she was a magician.
彼女は彼を騙して、自分がマジシャンだと思い込ませた。
force(フォース):強制してやらせる
The teacher forced the students into finishing their projects on time.
先生は生徒たちにプロジェクトを時間通りに終わらせるよう強制した。
魔法の形を使うときの注意点
- into + doing
相手に「~する」ように働きかける。実際に相手が行動を起こすことまで含まれます。 - out of + doing
相手に「~しない」ように説得したり強制したりします。
たとえば以下のように使います。
The coach coaxed the player into practicing harder.
コーチが選手を優しく説得して、もっと一生懸命練習させた。
She talked me out of buying the expensive toy.
彼女が説得して、高いおもちゃを買うのをやめさせた。
魔法の形を覚えてみよう!
英語では、「言葉で人を動かす」ってすごく大事なことです。
この形を覚えれば、友達や家族に自分の気持ちを伝えながら、行動してもらう英語がどんどん話せるようになります。まるで本当に魔法使いみたいですね!
これから英語を使うとき、ぜひこの「魔法の形」を使ってみてください!
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