現代文単語帳のおすすめ
現代文単語帳のおすすめ、その使用感、について以下書いていきます。
『ことばはちからダ』の評価
『ことばはちからダ』の評価は高く、長いあいだ受験生に愛用されています。
本書が長年愛されている理由は、その読みやすさにあると思います。
ほかの現代文の単語帳と比べて、字が大きく、現代文が苦手な人も読みやすいつくりなんですよね。
解説では、あまり難しい単語が頻出せず、例を交えて丁寧になされてあります。
【『ことばはちからダ』】
→ わかりやすい言葉で解説
→ 例示があるからわかりやすい
また、「ひとつの単語」を説明するのに「紙面の制限」がなく、「重要な単語」はそのぶん、何ページにもわたって解説されてあるんですよね。
そのため収録されている「単語数」はほかの単語帳とくらべ、少ないといえるでしょう。
たとえば「情報」という単語はP136〜P145で解説されてありますから、わかりやすいのです。
つまり「重要なことば」は噛み砕いて、わかりやすく説明がなされていると言えます。
読んだ本書を気に入っている点は、他の単語帳と比べ、疑問が残る点があまりなく、消化不良になることが少ない、というところ。
現代文が得意でない生徒でも、すんなり読めるよう工夫がなされていると感じます。
【『ことばはちからダ』】
→ 重要な単語は丁寧に解説
→ 噛み砕いた解説が理解を生む
ことばはちからダの勉強法
ことばはちからダの勉強法としては、「毎日時間を決めて取り組む」といいでしょう。
この点、英単語の覚え方と同じで、毎日すこしずつ、階段を登るイメージで学習すると覚えやすいかと思います。
1日に大量にやっても、記憶に残りませんし、消化不良になってしまいますから。
スポーツの上達においても「1日で急にうまくなる」ことはないでしょう。ひとつひとつ丁寧にこなしていくことで、スポーツも現代文の読解も上達するんです。
例えば、わたしが受験生のときは「1日30分」と決めて、必ず目を通す時間を確保して、現代文の感覚が衰えないようにしていました。
【ことばはちからダの勉強法】
→ 毎日目を通すこと
→ すると現代文の感覚がつく
結果、現代文は常に偏差値60を下回ることはありませんでした。
巷では「現代文はセンス」と言われてることもありますが、「現代文の高得点に必要」なものは「単語の深い理解」と「ていねいな読解」にあるのです。
高得点をとるには「特別な能力」は必要ありません。
地道に「現代文単語」を覚え、「現代文に触れる機会」を確保することで、自然と現代文が得意科目になるでしょう。
【現代文単語の理解はオトク?】
→ 現代文の高得点の源
【2022.9.20】ことばはちからダは難しい?
【2022.9.20】にことばはちからダのP122〜P154まで読みました。時間はおよそ20分ほど。
その中で気づいたのは「ことばはちからダは難しい単語」も解説してあるということ。
たとえば、本書では「身体はだれのものか」と疑問を投げかけます。ピアスの穴を開けたり、髪の色を変えるのは自由なのでしょうか?
みなさんは「そんなの当たり前、自分のものじゃん」と思うかもしれません。
この点、本書では身体は『「身体」は、特定の誰かによって生きられ、さらにはそのひとつの関係するひとたちによって生きられているもの」と記載があります。
これはたとえば、みなさんが幼児のときは親の庇護のもと育ちますし、介護者となれば完全に自分の身体を処理するのは困難でしょう。つまり人と「関係」のなかで生きているのです。
ここで扱われているのは鷲田の「身体論」で指摘されるところで、現代文でも頻出のパート。
このように「ことばはちからダは難しい単語」をみなさんの身近なテーマから理解できるよう、例を交えてゆっくり解説してるんです。
【ことばはちからダの「難しい単語」】
→ 身近な例えから解説する
→ 難しいテーマも理解しやすい