シャロン・マクマホンさんの本『The Small and the Mighty』は、普通の人々がどれほど大きな影響を与えたのかを教えてくれる、すごく面白い本です。
この本では、教科書にはあまり載っていないけれど、アメリカの歴史を作った人物たちの話が紹介されています。特に、女性や様々な人種の人々が活躍したお話が多く登場し、私たちが普段知らないような歴史の一面を知ることができます。そのため、歴史の中で本当に大切だった人物たちが埋もれていることを知ることができます。
アメリカの歴史を変えた感動的なドラマチックな人物のエピソード
本の中には、驚くほどドラマチックで感動的な話がいっぱいあります。
たとえば、クレラ・ブラウンという女性の話です。彼女は1800年ごろにヴァージニア州で奴隷として生まれました。でも、自由な土地に移動して、ビジネスを成功させ、何度も失敗しながらも再び立ち上がります。さらに、彼女はずっと探し続けた娘を見つけようと、命をかけて努力し続けました。このような話は、まるで映画を見ているかのようにワクワクします。
他にも、クラウデット・コルヴィンという女性の話があります。彼女は、ローザ・パークスが有名になった前に、モンゴメリーという町でバスの席を譲らなかったことで注目を集めました。彼女が座席を譲らなかったという行動は、その後のアメリカの市民権運動の大きなきっかけとなったんです。こんなふうに、歴史的にとても大切な出来事が紹介されていますが、クラウデット・コルヴィンのように、あまり知られていない人物も多いんです。
アメリカの歴史を知られざる普通の人々が作った理由とその重要性
また、詩人のキャサリン・リー・ベイツの話もとても面白いです。
彼女は、コロラド州に旅行に行ったときに「アメリカ・ザ・ビューティフル」という詩を書きました。最初はただの詩のつもりだったのですが、その詩は後に、アメリカの国歌のように多くの人に愛されることになります。こんなふうに、何気ない出来事が大きな歴史を作ったりするんですね。
この本は、アメリカの歴史に登場する人たちの中でも、よく知られている人たちだけでなく、名前も知られていないような普通の人たちがどれほど大切だったかを教えてくれます。
それだけでなく、シャロン・マクマホンさんは「どうしてこの人たちの話が広まっていないのだろう?」という疑問も投げかけています。彼女は、歴史が書かれるときに、白人の男性だけが注目されがちだということに対して、疑問を持っています。そして、もっと多くの人たちの物語を知るべきだと教えてくれます。
・『The Small and the Mighty』はアメリカの歴史を作った普通の人々に焦点を当てた本。
・感動的なエピソードが満載で、特にドラマチックな人物たちに注目。
・普通の人々の物語をもっと広めるべきだという疑問が投げかけられる。